ぼやき#2

ぼやき

本格的にAI、機械学習に注力して2ヶ月。化学系出身の私からすれば、縁もゆかりもない世界であったが、いざ飛び込んでみると面白い。これまで知らなかったデータサイエンス界隈のブロガーや、著者、そして各業界で活躍するデータサイエンティスト。そして意外にも、化学とこうした分野は以前より強く繋がっていることも学んだ。

三菱マテリアルが30年デジタル人材7倍、「MIの民主化」で材料開発加速
三菱マテリアルは、2030年度までにデジタル技術について中級以上のスキルがある人材を2500人育成する方針を打ち出した。研究開発や生産技術などの技術者に限らず、営業や間接部門においても人工知能(AI)やプログラミング言語などを扱える人材を増...

三菱マテリアルが2030年までにデジタル技術について中級以上のスキルがある人材を2500人育成する方針を打ち出したこの記事。マテリアルズ・インフォマティクス(MI)の民主化を掲げ、技術者全員でMIによる開発を実施できる体制を築いていくとのこと。化学メーカーは近年こうした動きを急速化させ、デジタル系化学者の育成に注力する傾向がある。

やま
やま

マテリアルズ・インフォマティクスとは統計分析などを活用したインフォマティクス(情報科学)の手法により、材料開発を高効率化する取り組みのこと。電池の発電効率をあげる材料組み合わせ探索、医療薬品開発での分子構造スクリーニング等幅広い分野で活用されている。私も一年ほど前から学び始め、分子の電子密度計算ツール、水への溶解度予測ツール等を作成し、業務に取り入れようとした。(全く流行らなかったけど。)

多くのブレークスルーを引き起こすポテンシャルを秘めているだろうこの分野をなんとか社内で波及させれるといいんだけど。

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