最近の日ハムが見せている強さには、驚きを隠せない。後半戦がスタートした時点で、チームは5位まで沈み、多くのファンが厳しいシーズンを覚悟していた。新庄監督の采配も賛否両論で、怪なかなか勢いに乗れない試合が続いていたため、低迷は避けられないかと思われていた。しかし、その中で若手選手たちが一皮むけたことが、この快進撃の要因となっているように感じる。
特に、福島、柳川、金村などルーキーや若手の躍動は目を見張るものがある。レイエス、清宮に関しては言うまでもない。チーム全体が勢いを持ち、各選手が自分の役割を全うしながら、相手を圧倒する試合運びを見せている。また、宮西や伏見などベテラン選手も要所でしっかりと仕事をし、チーム全体のバランスが良くなった印象だ。投手陣も日に日に安定感を増し、リリーフ陣がピンチを切り抜ける場面も多く見られるようになったことで、終盤の勝負どころでも競り勝つ展開が増え、勝率が一気に上がってきた。
それに加えて、新庄監督の独特なモチベーション術や大胆な采配も、徐々に効果を発揮しているのかもしれない。彼の型破りな指導方法が、若手選手たちに自信と自由を与え、のびのびとプレーさせる環境を作り上げているように見える。また、ファンを巻き込んだユニークな演出も相まって、スタジアムの雰囲気がこれまで以上に一体感を持つようになったことも、大きな追い風となっているだろう。(先月末初めてエスコンを訪れたが、雰囲気が凄かった。)
そんな日ハムの後半戦の巻き返しを見ていると、来シーズンへの期待が自然と膨らんでくる。しかし、今シーズンがまだ終わっていないことを忘れてはいけない。次なる目標は、まずはクライマックスシリーズ進出。そこから奇跡の日本一を目指して、最後まで突き進んでほしい。終わり。
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